2013年12月25日星期三

加圧トレーニングの紹介

雑誌やテレビでも話題で、目にすることの多い「加圧トレーニング」ですが、一体どのようなものなのでしょうか。注目の理由などをみてみましょう。


注目のトレーニング方法

加圧トレーニングは、腕の付け根や太ももの付け根に専用のベルトをきつめに巻くことで、からだに適度な圧力を加え、血流の量の制限しながらトレーニングするものです。医学博士である佐藤義昭氏が、ご自身のある経験をもとに、長年の研究と実践を重ね開発したトレーニング方法で、少ない負荷で加圧することによって、ハードなトレーニングをした時と同じ状態を作り上げられることを検証し、その方法を確立しました。


今や世界にも広がり、加圧トレーニングの人気を誇っています。有名スポーツ選手もトレーニングの一部に取り入れ、プロの方からも注目されています。また、NASAでも注目されているトレーニング方法で、宇宙の無重力空間内での筋力低下を防ぐトレーニングとしても採用されています。重い負荷のかかるダンベルなどを使用するわけではないので、関節にかかる負担は軽く、軽い負荷をかけただけの運動でも、大きな負荷をかけたきつめのトレーニングをおこなった時と同じ効果が得られると評判で、体力に自信のない方や、シニアの方でも気軽に始めることができるものです。


まずは、体調や具合の悪いところの確認をするために、「カウンセリング」をおこないます。このカウンセリングはとても大切です。その日の健康状態を確認し、筋肉量や体脂肪量を計測した上で、1人1人に合った当日のメニューを、専任インストラクターが決めるのです。人工的に血流の量を調整しますので、同じ人であっても、その日の体調によってメニューを変える必要があるからです。メニュー作りや加圧の調整には、確かな知識が必要になってきます。勝手な判断による、見よう見まねの加圧トレーニングは大変危険です。筋肉の付き方や骨格の形成などそれぞれの体型に合わせて、専門トレーナーの指示を仰いだうえでのトレーニングが必須なのです。そのためには、マンツーマンで様子をみながら加減をし、トレーニングすることが必要でしょう。


加圧トレーニングのしくみ

では、実際にはどのようにトレーニングを進めていくのでしょうか。専用のバンドを使用し、腕と足の付け根部分を加圧します。適度に血流の量を制限することで、自由に流れることのできなくなった血液が行き場を求め、今まで流れていなかった別の方向に流れるようになっていきます。つまり、毛細血管に至るまで新しい血液が流れるようになるのです。その後圧力を除くことで、一気に血流が戻り、全身の血行が良くなります。血流が滞ると細胞の機能も低下してしまいます。血管は、加齢やストレスなどによって傷みを負っています。加圧トレーニングをすることで、血管が収縮・拡張を繰り返すうちに柔軟性が生まれ、しなやかな血管を手に入れることができるようになるのです。


また、筋肉に負荷をかけることで、一時的に乳酸がたまります。その後一気にたまった乳酸をからだじゅうに回すことで、成長ホルモンが多く分泌されるようになるのです。成長ホルモンは脂肪を燃焼させ、肌の弾力を維持させますし、細胞など体の中からきれいにしてくれる役割もあります。若い頃には成長ホルモンがたくさん分泌されていますが、年齢を重ねるごとに分泌量が減っていきます。加圧トレーニングをおこなうことで、平常測定時の290倍もの成長ホルモンが分泌されるとの研究報告もされていますので、短時間のトレーニングで、長時間おこなったのと同じ効果が得られるわけです。


このように、トレーニング効果やダイエット、アンチエイジングとしても大いに期待されていますし、激しい運動をともなわないトレーニング方法なので、若い方からシニア世代の方まで幅広くおこなうことができます。その点でも医学的だけでなく、健康スポーツ界、そして、航空宇宙医学の分野からも注目されているトレーニング方法です。少ない負荷のトレーニングで、最大限の効果が期待できると話題になっています。トレーニングというと、体力づくりと筋力作りと思われがちですが、加圧トレーニングでは肉体改造だけでなく、体を中からきれいに変えてくれる画期的な方法なのです。



加圧トレーニングの紹介

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