2014年1月19日星期日

加圧トレーニングを大解剖

加圧トレーニングは、マッチョか?


健康やフィットネスに興味がある方は、“加圧”あるいは“加圧トレーニング”という言葉を聞いた事があるでしょう。「腕とか足にベルトのようなものを巻いてやるやつでしょう」とか、中には「ベルトを巻く事で血流量を制限して行うトレーニング」ときちんと答える方もいらっしゃるかもしれません。


この加圧トレーニングという方法は、ボディビルをやっていた佐藤義昭という人により発明されました。子どもの頃から熱心にボディビルに打ち込んでいて、とても研究熱心だったそうです。そんな普段の心がけの賜物か、これが生まれたのは意外な場所からです。法事の席で長時間正座をしていたので、当然ながら足がしびれてきます。そのしびれを和らげるためにマッサージを行っていたのですが、その時の筋肉の状態がトレーニングをした時と非常に似ていたそうです。それをキッカケにして検証を重ね、(血行を敢えて悪くする事で、人工的にハードな状態を作り出せるのでは?)という仮説を立てました。そして再び試行錯誤の末、適切な血流の制限、加える圧力の調整により最も効果的で安全性にも配慮された“加圧トレーニング”というものが生まれたのです。


こんな成り立ちを持つのですから、加圧トレーニングとはまさに筋肉をつけるためのもの? と思われるかもしれませんが、現在はさまざまな目的で実践されています。


やっぱり一番は、コレ


さて加圧トレーニングの効果として最も期待されるのは、何でしょうか。


それはどうやら、ダイエットのようです。このトレーニングを行う事で筋肉に乳酸が蓄積していきます。それが刺激を受ける細胞、受容体を刺激して損傷させ、再生させるために成長ホルモンが多量に分泌していきます。それによって太りにくい体になっていくのですね。この時分泌される成長ホルモンは通常行うトレーニングの約10倍と言いますから、加圧トレーニングを行う事がどれほどメリットがあるかわかるでしょう。有名な女優さんやモデルさんがテレビや雑誌でこれを紹介した事で、またたく間に広がっていきました。ですので女性の愛好家が、とても多くなっています。


さてダイエットと関係する効果としては、若返りや美肌、すなわちエイジングケアへの効果も期待できると言います。通常のトレーニングと比べ10倍の成長ホルモンを分泌と先ほど書きましたが、通常時に比べるとこの分泌量は約290倍と言われます。成長ホルモンはお肌のハリやツヤといったものを取り戻してくれる働きをしますので、美容の面でも期待できるのですね。ダイエット、エイジングケアと組み合わせもちろん美しく引き締まったボディも手に入れる事ができますから、まさしく美の面で強い味方になってくれるトレーニングです。ボディラインという事ではバストアップに主眼を置いて加圧トレーニングを行う人もいます。筋肉を鍛える事で、下にさがろうとするのを持ち上げていく事から、結果的にバストアップにつながっていくのですね。


さて美容という面では、血行促進や疲労回復といったものも見逃せません。多くのサプリメントやスキンケアが新陳代謝やエイジングにより失われていく回復力の改善をうたっていますが、自らの体を動かす方法というのはとても健康的で、効果も期待できます。冷え性や肩こりといった悩みの症状や、捻挫といった怪我の回復にまで良い影響が見られたという報告は多数あるようです。


もちろん、このトレーニングの発祥に最も近い筋力のアップという面でも大いに期待できます。やみくもなトレーニングを続けるより、こうした手段を用いる事により、いっそう合理的なトレーニングができるのです。


専門の施設から自分でできる方法まで幅広く用意されていますので、興味を持ったらチェックしてみましょう。



加圧トレーニングを大解剖

2014年1月11日星期六

無理なくマッチョに! 加圧トレーニングとは

筋肉が発達する仕組み


太い二の腕や隆起した肩、熱い胸板などは男性的肉体の特徴であり、憧れを持つ人は少なくはありません。このような体型となるために、様々なトレーニング法や理論が考案されて実践されています。筋肉は、鍛える、休む、回復するという事を繰り返すことによって発達させる事が出来るのですが、刺激や休息期間が適当でなければ十分に発達させる事が出来ないだけではなく、故障の原因ともなってしまいます。適切な知識を持った上で、効率的に鍛錬する必要があります。



鍛えるという事


筋肉を発達させる事を筋肥大といいます。文字通り太く大きくするという事です。筋肉は筋繊維という収縮性の繊維細胞により構成されています。トレーニングを行うとこの筋繊維は損傷してしまい、乳酸が蓄積されます。蓄積された乳酸を薄めるために、筋肉は大きくなります。鍛えるという事は、筋繊維を損傷させるという事です。運動量が十分でなければ筋繊維を損傷させることは出来ませんし、強すぎる運動を行うと骨や靭帯などを傷めてしまう事になります。重すぎる重量を使用してのトレーニングは、事故を起こす可能性も高くなってしまいます。



重い重量を使用せずに鍛える方法


筋肉は鍛えるにしたがって強くなっていくので、筋肥大を起こすためには常に強い刺激を与え続けなくてはならないという事になります。常に同じだけの刺激を与えていたのでは、筋繊維が損傷する事がないからです。扱う重量は、どんどん重くなっていくことになり、危険性も高くなっていきます。そこで考案されたのが、重い重量を扱わずに、筋肉に適切な刺激を与える方法です。加圧トレーニングは、専用のベルトを用いて、血流量を制限して行うトレーニング法です。血流量を制限する事によって、筋繊維に蓄積される乳酸濃度が高くなります。筋繊維を損傷させずに筋肉を発達させる方法であり、通常のトレーニングよりもはるかに軽い運動量で、筋肉を大きくする事が出来るのがメリットとなっています。



加圧と除圧


加圧トレーニングは、専用のベルトで体を縛りつけて血行が悪い状態でトレーニングを行うだけではなく、ベルトを緩める除圧という状態も重視しています。適切なタイミングで除圧を行う事によって、乳酸濃度が早期に低くなります。従来の方法では、損傷を与えた筋繊維が回復するまでの間は、休息する時間が必要だったのですが、加圧トレーニングは除圧という行為を挟むことによって、回復させる時間の短縮にも成功しています。回復に時間がかからないという事から筋肉の成長サイクルが短くなるので、今までのトレーニングよりも短時間で筋肉を発達させる事が出来ます。



加圧トレーニングのメリット


筋繊維を損傷させないという事は、筋肉痛が起こらないという事です。故障を防ぐだけではなく、痛みを伴わずにトレーニングを行う事が出来るので、日常生活に支障をきたす事がありません。家事や仕事にマイナスの影響を与えることなく筋肉を発達させる事が出来ます。加圧トレーニングは、乳酸濃度を効率的に高め、円滑に排出させるトレーニング法です。乳酸には、成長ホルモンの分泌を促進させるという働きがあります。細胞分裂が活性化されるので、頭髪や皮膚も新しく作りかえられることになるので、美肌や育毛にも一定の効果を期待できるという事になります。



加圧トレーニングを行う上での注意点


様々なメリットがある加圧トレーニングですが、正しい方法で行わなければ十分な効果を獲得する事は出来ません。安全で痛みが少ないトレーニング方法である加圧トレーニングも、間違った方法で行えば故障を起こしてしまう危険が生じます。加圧トレーニングの指導は、資格制度となっています。血流を適切に制限して行うトレーニングであるので、正しい技術とノウハウが必要となるからです。遺伝や生活習慣によって、筋肉を発達させるための運動量や期間は異なっています。健康状態を確認しながら適切なトレーニングを行う必要があります。



無理なくマッチョに! 加圧トレーニングとは